ようやく少し寒さも和らぎ、日差しに春の訪れが感じられる3月1日、賢明女子学院高等学校の第64回卒業式を迎えました。今年は来日中の賢明女子学院の母体である聖母奉献修道会ローマ本部の総顧問であるシスター クローデット カサバンとシスター チャリト ゴルゴニアも列席してくださいました。奉献会長をはじめ、同窓会の現会長や次期会長など多くの来賓の方々や225名の保護者が参列されました。
君が代斉唱に続き、64回生141名一人ひとりに松浦校長先生より卒業証書を授与していただいた後、聖書朗読や祈り、聖歌や校歌の合唱などが行われ、続いて光の式が行われました。
「64回生と初めて出会ったのは校長として就任する前に、学院祭を訪れた時でした。先生たちに見守られながら、自分たちの力をのびのびと発揮し、カラフルでパワフルな学院祭を作り上げていました。その姿に先生方に対する信頼を見ました。
あなたたちは賢明女子学院で何を学んだのでしょうか?
Kenmei teaches truth and light.
“Kenmei, Beacon Light”
神の愛を説き、弱者と共に歩まれたキリストのように生きることを学んだことでしょう。卒業の後も真実をないがしろにせず、目先の利益に囚われず、真実を求めて、bestを尽くし、bestな人間になるための遥かな道を歩んでください。」
(校長 はげましのことばより)
涙をこらえて、懸命に卒業の歌や学院歌を歌い上げようとする卒業生の笑顔が印象的な卒業式でした。