学院祭実行委員長に立候補した理由とは?

去年も一つ上の先輩たちと実行委員をやり、3000人を超えるお客様をお迎えしました。そのときに、「もっとこうしたらいいんじゃないのかな」とか「こんなこともできるんじゃないか」とか、自分なりに改善点を見つけたので、今年、自分が実行委員長になって、より良い学院祭を開催したいと思ったのがきっかけです。

去年も実行委員をされていたんですね。

中学生の頃、ハンドベル部に入っていたんですけど、途中で卓球部に変わりました。でも、実はその後、卓球部もやめてしまって…。中学3年の終わり頃に「自分は、何もきちんと続けられていないな。何か最後まで続けられることはないかな?」と思っていました。それで、学院祭の実行委員なら、1・2年生の2年間だけだけど、最後まで続けられるんじゃないかなと考え、実行委員をやろうと決めました。


 

今年はどのような改善に取り組んでいますか?

学院祭の目玉となる演目のひとつに、ダンス部やブラスバンド部など、多くのクラブによる舞台発表があります。その発表の順番は、事前に各クラブに当日と同じ演技をリハーサルしてもらい、私たち実行委員を含めた審査員が決めます。一番評価の高かったクラブがトリを務めるんですが、去年は審査委員の数がクラブによってバラバラだったり、審査基準も統一されておらず、公平さに欠けていた点がありました。ですので、舞台発表のために一所懸命に頑張った努力が、公正に審査されるように今年はその点を改善しました。

ほかにも改善点はあるのですか?

委員の内部でも、ちょっとした改善をしています。たとえば、委員会で話し合うとき、これまではみんなが黒板に向かって、授業のときのような座席に並んでやっていたんです。でも、それだとどうしても去年1年間実行委員を経験している2年生の方が発言量が多くなります。なので、机をコの字型に並べて話し合いをするようにしました。そうすると、みんなの顔が見えるので、初めて実行委員をやる1年生も発言をしやすくなったようで、会議が盛り上がるようになりました。

委員長の仕事で大変なのはどんなところですか?

学院祭自体は9月中旬の2日間行いますが、お客様が来られるのは1日だけの行事ですが、その準備は6ヶ月前の3月から始まります。地味な仕事が多く、こんなことをして何か変化があるのかなと思うような小さなことを積み重ねて、最終的に学院祭を成功へと導くんです。実行委員の仕事はどの委員の仕事もかなり大変で、委員長だから特に大変ということはありません。ただ6ヶ月の準備期間中は、委員長として、全校生徒や先生方へ向けて「こうしてください」という発信を何度もします。私の一言で多くの人々が動くので、責任は重大です。何度も考えて、いろんな人に相談してから、指示を出すようにしています。

いよいよ本番です!意気込みをお願いします。

学院祭は、私たち生徒のためだけのものではなく、外部からもたくさんお客様が来られます。将来の賢明生も見に来ます。実際に私もそうだったのですが、小学生のとき、親に連れられて学院祭を見て、「賢明に入学したい」と思うようになったんです。それと同じように、今の小学生に「賢明に行きたい」と思ってもらえるように、まずは、自分たちが学院祭を楽しんで、それぞれの持ち場で「The Best」で取り組むことが大切だと考えています。
私にとっても、今年が委員でいられる最後の年。自分が今までに経験した学院祭の中で、一番良かったと思えるような学院祭にしたいと思っています。

top page