賢明女子学院中学校・高等学校

光あれ 日々の所感 校長 松浦明生光あれ 日々の所感 校長 松浦明生

2025/03/18

2024年度3学期終業式

おはようございます。

3学期の終業式、2024年度も今日で終了です。

皆さんにとって、この1年間はどんな一年でしたか。振り返ってみましょう。

今年度の始業式に、学校目標として2つのことを話しましたが覚えていますか。1つ目は2024年度の「聖書の言葉を深く味わってほしい」でしたね。自分のことだけでなく、周囲の人々との関わりの中で、お互いに助け合い、支え合うことを大切にしてほしいとの願いを込めて、今年度の聖書の言葉を選んだのです。

2つ目は「挨拶」を徹底して欲しい、でしたね。心は、声に乗って伝わります。挨拶は、「あなたのことを大切に思っています」という心のあらわれなのです。しかし、大切なのは自分から進んですること。声を掛けられてから挨拶をするのではなく、自分から進んで挨拶をすることが大切なのですが、できましたか。……そう、この点が少し残念だったように思います。3学期、皆さんの様子を見ていて特にそう感じました。自分から進んで挨拶ができるよう、次年度に繋げていきましょう。合言葉は「世界中の人の心に届く笑顔で、挨拶が出来る賢明生」です。

その他、1年間を通じて、自己を見つめる心豊かな日々が送れるよう、様々なメッセージを皆さんに伝えてきました。いくつか拾い上げてみましょう。インドの山奥の一人の水汲みの男性の話からは、『ひび割れを長所に変えよう』、世阿弥の話からは、『自分を客観的に見つめよう』、学院歌については『山を登る』、1学期の終業式には、『心と身体と、そして頭に栄養を』、カーネル・サンダースの話からは、『できることはすべてやれ、やるなら最善を尽くせ』、スティービー・ワンダーさんの話からは、『自分の良さを活かす』また、『知恵を深める』『継続を重ねる』『まぁるく生きる』などなど。1つでも2つでも、あなたの心に響いて、自分のものにしてくれているのなら幸いです。

さて、1年の締めくくり、今日の終業式では、皆さんにはサトウハチローの詩の抜粋を贈りましょう。国語の教科書にも掲載される有名な詩です。

 

「少年よ ちいさくかたまるな」 ~冒険と夢~ サトウハチロー

 

少年よ

空気をかみしめながら

自分をためし 自分と戦え

少年よ

小さくかたまるな

動きがとれなくなる

のびる手がある

動く足がある

使いたくなる

するどい目がある

敏感な耳がある

ものを見きわめたくなる

冒険がある

夢がある

願いをかなえたくなる

少年よ

その中におもいきりひたり

その日その日の生活(くらし)に

すばらしい弾力をつけろ

 

小さく固まらず、広く自由な心で4月からの新学年のスタートを切れるよう、もう一度自分を見つめ直しましょう。更なる皆さんの成長を楽しみにしています。

2025年3月18日

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