8月10日から13日まで3泊4日の日程で,生徒会4名,有志2名の計6名が東北支援ボランティア【宮城県石巻市,東松島市】に参加しました。兵庫県の私立高校4校が合同でチームを組んで行う東北ボランティア。本校では震災以来,毎月東日本大震災支援募金を行っていますが,4年が経った被災地の現状を実際に訪れることで,まだまだ支援が必要であること,至る所に残る傷跡と,新たに生じる被災地の問題とを考える機会となりました。
バスで行き帰り2泊という厳しい日程でしたが,皆元気に研修,作業に取り組みました。着いた日はまず石巻市の旧大川小学校を訪れました。多くの生徒や地域の人々が亡くなったこの場所で献花,黙祷を行い,二度とこの悲劇が繰り返されないように願い,また心からのご冥福をお祈りしました。 その後,神奈川県のボランティアチームと合流,宮城県立石巻西高校へ向かい,そこで「災害が起こった時どうする?」をテーマにワークショップを行いました。同年代の違う地域に住む高校生たちが真剣に話し合い,考え,意見をぶつけ合う姿に頼もしさを感じました。また実際に震災を経験した石巻西高校の生徒,OBの皆さんの話は胸を打つものでした。その後,復旧したJR仙石線に乗って移動,新旧の野蒜駅を見学しました。ここでも地域の方々の貴重な話を聞くことができ,これからの支援,復旧後の新たに生じる問題について考えました。