賢明女子学院中学校・高等学校

光あれ 日々の所感 校長 松浦明生光あれ 日々の所感 校長 松浦明生

2024/07/19

2024年度1学期終業式

~心と体と、そして頭に栄養を~

 

おはようございます。

早いもので、4月8日の始業式からスタートした1学期も本日終了となります。1学期の授業日数は83日を数えますが、皆さんは今日までの日をどのように過ごしましたか。

1学期に取り組んだことが成果として現れた、或いは逆に成果としては現れず、もう一歩だったなど、自分を振り返ってみることが大切です。

1学期最初の始業式では、今年の聖書の言葉を深く受け止め、考えて欲しい事と、挨拶を昨年よりレベルアップして欲しいという2つのことを伝えました。どちらも実践できましたか。特に、笑顔での挨拶が、よく出来ていたと思います。先日来校されたお客様が、賢明生の元気な笑顔の挨拶に接して、大変感心しておられました。そして「大変気持ちの良い生徒さん達ですね」と、お褒めの言葉を頂きました。

私も他校に行く機会がよくあります。他校の生徒さんたちも、挨拶はしっかり出来ていますが、賢明生の笑顔には心はこもっていて、特に素晴らしいと感じます。心が優しく、豊かになれば、もっともっと素敵な笑顔が生まれますね、さらなる向上を期待しています。

さて、1学期は、それぞれの学年で、環境が変わりましたね。中学1年生は小学校から賢明へ入学し、教科ごとに先生が変わり、移動教室も増えました。4月入学当初は少し緊張していましたが、徐々に慣れて、自分らしさが出せるようになりましたね。中学2年生は、中3の先輩、中1の後輩のパイプ役として、部活や生徒会など積極的に取り組んでいました。5月実施となった、野外活動で披露するスタンツ発表会も、各グループがそれぞれに趣向を凝らしていましたね。短い期間に一つの目標に向かって取り組む姿は素晴らしかったです。3年生は中学最高学年として、学年目標である「自分で決断し責任ある行動をとる」ことを実践するために、積極的に取り組めているようにみえました。ある中3の生徒のHRノートに、「いろんなことを出来ないと思い込むのではなくて出来る!とポジティブな気持ちで向かい合いたい。」と書かれていました。3年生はこの夏が中学生としての最後の夏休みです。是非頑張って欲しいです。

高校1年生は、私がオリエンテーションでも伝えた、物事の背景を観る大切さの話を覚えているでしょうか。高校入学後、いろいろな先生方からお話しを頂き、高校生としての自覚が出来たのではないかと思います。皆さんが5月から始めたハワイの調べ学習は素晴らしいものでしたね。当日ハワイから来た高校生の人達も、皆さんの素晴らしい発表や、交流会にとても喜んでいました。探求の英語発表も楽しみです。

高校2年生は賢明での中心学年となって、クラブ、生徒会、Be Leaders、学院祭関係など、様々な活動に積極的に取り組んでいます。廊下で挨拶する姿もとても素敵です。1学期の学年目標である、「高2の素晴らしい出発」が出来ているようです。

高校3年生、先日のスポーツフェスティバルが最後のスポフェスということもあり、皆さん、気合が入っていましたね。高校生活最後の行事だから、思い入れがすごいのだと感じました。いよいよ、高校生活最後の夏休みを迎えます。夏休みは受験生にとって学力を伸ばす最大のチャンスです。授業や補習、学校行事、クラブ活動、課外活動などで培ってきた、ひとり一人の人間力を発揮して、それぞれの進路目標を実現できるよう、全力を尽くしましょう。

さて、明日から夏休みに入りますが、学年によって課題が異なるので、貴重な夏休みの過ごし方は異なると思います。けれど全学年に、夏休み中に取り組んで欲しい3つのことを提案します。それは『1・「心」と2・「身体」と3・「頭」に栄養を』です。

1つ目は、自ら進んで、普段できない家のお手伝いなどをして、常に心が働き、よく感じる生活をするということ。「心」にも栄養を与えて下さい。

2つ目は、食事をしっかり取ること。毎日、決めた時間にきちんと食事を取って欲しいです。できれば自然な野菜をたくさん取るように、食事は「身体」に栄養を与えます。

3つ目は、いっぱい本を読むこと。どんなジャンルの本でもいいので1冊以上、読み上げましょう。読書は「頭」に栄養を与えます。

こんなお話を聞いたことがあります。

「1日24時間は誰にでも公平に与えられている時間。その大事な時間をどう過ごすかが人生です。1日を3で割ると8時間という数字が出てきます。最初の8時間は誰よりも競争心を持って頑張りなさい。競争とは、人との競争ではなく誰でもない「自分」とのです。もう一つの8時間は休息の時間。ぐっすり寝て、十分に休みなさいということです。そして、残りの8時間が一番大切で、この時間をどう使うかが大切です。1時間でも2時間でも、その小さな努力を1年も続ければ、必ず大きな差となって表れるものです。」

(松本明慶さん 20代をどう生きるかより)

 

2学期にむけて、賢明生は、「いつの日か燈台の光のような人となる」を目標に、周囲に寄り添い、社会に貢献できる、美しい心と、高い知性を身に着けた人を目指して、何事にも最善を尽くすこと、「The Best」、スクールモットーの実現に向かって欲しいと思います。

2学期までの日々、夏休みをどう過ごしたかによって、あなたの成長の度合いが決まります。充実した夏休みを過ごしましょう。あなた達の成長した姿を楽しみにしています。

 

それでは、1学期を振り返って、充実した夏休みを過ごせるようにと、思いを心に留めて瞑目しましょう。自分で自分の内なる心を見つめましょう。

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