賢明女子学院中学校・高等学校

光あれ 日々の所感 校長 松浦明生光あれ 日々の所感 校長 松浦明生

2024/10/07

2学期 HRノート

2学期も、皆さんの書いたHRノートから2つ選んで紹介します。今後も学期に1回ずつは紹介したいと思っています。1学期にもお話ししたと思いますが、HRノートは担任の先生は勿論のこと、主任の先生、教頭先生方、教務部長の先生、いろんな先生方が読まれます。賢明はファミリーですからみんなの心が循環するように、先生方も、皆さんの心に留まったことや、考えを共有して、心を一つにすべく努力して下さっているのです。その気持ちに答えるように、最近の皆さんの文章は、どんどん長文になって、内容も充実してきているようです。素晴らしいことです。では、中学生、高校生一人ずつを抜粋して紹介します。

まず1人目は中学生のノートです。

『今年の学院祭で特に良かったと思うことは、学年を超えてみんなで協力しあって取り組んだことと、淳心の生徒の皆さんと展示や野外ステージ、ブラスバンドの演奏などでコラボしたことです。普段は直接交流することが少ないですが、このような学院祭で互いに良いものを作るために協力し合うことはとても素晴らしいことだと思いました。女子校、男子校のそれぞれの良いところを活かすことで、新たな可能性が無限大に広がるのだと思いました。まさに今年の学院祭のテーマKenmei Infinity(無限大)そのものです。昨年より今年、今年より来年、どんどん学院祭を盛り上げて、素晴らしいものに成長させていきたいと思います。そしてそれを見に来た皆さんに賢明の素晴らしさを実感していただき、賢明ファミリーの一員になりたいと思っていただけるようにしたいと思います。』

「女子校、男子校のそれぞれの良いところを活かすことで、新たな可能性が無限大に広がる」という表現が素晴らしいですね。人は全て平等ですが、女性には女性の好さ、男性には男性の好さがあります、それぞれの好さが活きてこそ本当の平等ということですね。

続いて高校生です。

『判断力を身に付けるということは、これまで誰かの背中を見て歩んできた私たちが自力で選択する能力を身に付けるということなので今後の学校生活や社会にでてからにおいても重要なことだと思いました。部活動でお世話になっていた先輩が引退なさってからは、後輩を引っ張って行く身になって初めて、かつての先輩たちがどれほど大変な思いで後輩である私たちの想いや責任を背負っていたかを知り、先輩の背中がより偉大なものに見えました。今回学んだ判断力を身に付けるということの他にも色々な知識や知恵を得て、今後の学校生活や社会に生かし、誰かのためにそれを使うことで、私たちが輝く大人に近づけるような気がしました』

「判断力を身に付けることは、これまで誰かの背中を見て歩んできた私たちが自力で選択する能力を身に付けること……」と言う表現が当を得ています。良く感じ良く考えることができれば、先輩や周りの人のことが理解できます。何かを進めようとする時に、周りの人や状況をよく理解できていると、より的確な判断ができます。正しい判断力を身に付けるためには感性と知性を働かせて注意深く生活することが重要ですね。

さて、二人のノートの内容を聞いて、皆さんはどう思いましたか。どちらも、書いた人の想いがとてもよく伝わってきますね。積極的に行動し、心に深く感じたことを率直に言葉に著すことが大切です。文章にするのは苦手だという人もいるかも知れませんが、言葉にする力を高めるためにも、インプット、アウトプットの量を増やして、心をよく働かせて、よく感じ、よく考え、よく語り合う生活を心掛けましょう。インプットとは感じて心に留めること。アウトプットとは心に留めた感動を言葉に置き換えることです。友達と先生と、そして静かで美しい秋と心を交わし、深くやわらかな心で毎日を過ごしましょう。

それでは、今週も精一杯張りましょう。 今日の話を終わります。

 

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