賢明女子学院中学校・高等学校

光あれ 日々の所感 校長 松浦明生光あれ 日々の所感 校長 松浦明生

2025/06/09

 1学期 HRノート

1学期も半分以上過ぎました。今朝は、各学年の皆さんが、毎週、行事などの感想を書いているHRノートから、特に私の心に残った文章を抜粋して紹介します。以前にもお話ししましたが、HRノートは、各学年の取り組みや、書いた人の心の動きがとてもよく伝わってきます。中学生、高校生一人ずつ読みますね。

1人目、中学生です。

「今日は、聖母マリアを讃える集いが行われました。全校生徒や教職員の方々と集いを行うことが出来たのは、たくさんの委員会や部活の生徒、先生方が今日まで一生懸命準備をしてきたからだとよく分かりました。私も2学期はこのようなことを実現させることが出来るよう委員会に入ってみようと考えました。

今、世界では大きな争いが絶えないけれど、このような時こそ、二度と過ちを繰り返さないためには世界中の人々に愛と平和の心がもっと広がり、今行っているのは絶対に正しくない、ということを再認識するべきだと強く感じました。私に出来ることは決して多くはないけれど伝えていくべきだとわかりました」。

2人目、高校生です。

「今日は淳心学院、賢明女子学院芸術鑑賞会があり、大阪交響楽団の方々の演奏を聴かせていただきました。私は、普段クラッシック音楽を聴くことはあまりないので、プロの方々の演奏を間近で聴く機会を設けて下さったこととても嬉しかったです。私は、何か一つのことに全身全霊をかけて頑張る人をとても尊敬しています。また同時に、私もそうでありたいと思います。また、賢明の先輩方がご活躍されている姿を見る機会がよくありますが、その姿を見るたびに私も頑張ろう!と思えます。将来を考える時に「好きな方へ進めば良い」という思いと「無理な挑戦はやめた方がよい」という思いが交互に浮かびます。好きなことで生活していき、夢を実現するためには才能も、血のにじむような努力も必要で、それは誰にでも出来る事ではありません。

賢明は、学びたいという意志があれば様々なことを学ぶことが出来、大きく成長することの出来る学校だと感じています。しかし、このような環境があっても、そこでどれだけ知識や経験を培うことができるかは自分の姿勢次第だと思います。今の環境に感謝し、先輩のように、自分の夢を実現できるよう励んでいきます」

一人目、中学生のノートには学校行事を楽しむだけでなく、大勢の人の見えない苦労や努力のお蔭を感じる思いやりの心が見え、分断し対立する世界情勢にも目を向ける広い視点を持っているのがわかります。日々の生活に思いやりの心を持つことと、同時に広い視野で物を捉えることができています。

二人目、高校生は鑑賞会で聴いたオーケストラや卒業生のピアノ演奏に感動し、何事にも背一杯取り組むことが大切なことに気づいたのです。そして、賢明の校風の中で、将来に向けて何を選択し、何処までやり切れるかを真剣に考えようとする前向きな学びの姿勢が感じられます。二人とも物事を前向き捉える、とても素晴らしい学びの姿勢を持っていることが文面から伝わって来ます。

日々の出来事を通じて多くのことを感じ、考え、目標を見つけて積極的に求め、学んでください。自分の気持ちを率直に言葉に表わし文章に表現することができると、その文章を基点に、また新しい発想が生まれて来ます。良く感じ、深く考え、気づいたこと言葉や文章に表すことの積み重ねがとても大切です。

 

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